車田植
北鵜島は海に沿って部落があり、背後の丘に田畑が広がっています。
上から見下ろすと、その先には海が有り、四角に区切られた水田の中で、「車田」が目を引きます。
北鵜島の入り口で民宿を営む北村家が毎年最後に植えるこの一枚は、長い伝統を受け継ぐ「車田植」の舞台となっています。
苗が直線に並ぶ一般の植え方と違い、田の中心から円を描きながら植えます。三人の「早乙女」が一苗ずつ次々に植えていきます。
このような田植えの風景は、かつては日本の各地で見られましたが、現存するのは岐阜と佐渡の北鵜島だけです。「佐渡の車田植」は、古い農耕のしきたりを今に伝えるものとして、昭和54年に国の重要無形民俗文化財に指定されました。
近年は5月中句ころに行われることが多く、県外から訪れる人の姿も絶えません。将来に伝えたい貴重な伝統文化です。